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<にかほ陣屋>「事前周知は違法」 秋田県生連、住民監査請求

 秋田県の補助金などで2013年に開館した観光物産施設「羽州浜街道・にかほ陣屋」(にかほ市)で、元県議が出資する運営会社「秋田物産センター」が県に無許可で増改築していた問題で、県生活と健康を守る会連合会(県生連)は26日、補助金申請の手続きに違法性があるとして、佐竹敬久知事に対し同社への損害賠償請求や関係職員の処分を求めるよう、県監査委員に住民監査請求した。
 県議会は12年の9月議会で、6次産業化推進事業などに補助金を交付する「雇用を創出する農林漁業ビジネス支援事業」の補正予算を議決。同年12月に同社が補助金交付申請書を提出した。
 しかし県生連が県に開示請求した文書によると、県や同社の関係者らは議決前の同年8月に3回の協議を行い、助成を事実上決定していた。
 さらに、計画書では鉄骨造のはずだった乳畜産物加工販売棟とバーベキューハウス棟が、施設完成後の県の検査ではいずれも木造と判明するなどした。それにもかかわらず県が黙認する形で補助金を交付していたことも、開示文書から明らかになったという。
 監査請求書は「県職員らが内密に情報を知らせ申請手続きを職務として行うなど違法、不当な行為だ」と指摘した。
 県庁で記者会見した鈴木正和会長は「最初からにかほ陣屋への『補助金ありき』だった。県は不透明な手続きを黙認し、詐欺的な行為に手を貸してしまった」と非難した。


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2018年04月27日金曜日


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