広域のニュース

<東北電力>5年連続で黒字確保 火力発電の燃料価格上昇で利益は圧迫 18年3月期

 東北電力は26日、2018年3月期連結決算を発表した。経常利益は15.5%減の884億3300万円、純利益は32.5%減の472億1600万円だった。電気料金引き上げなどで4年ぶりに黒字転換した14年3月期から5年連続で黒字を確保したが、火力発電の燃料価格が上昇し、利益を圧迫した。
 女川原発(宮城県女川町、石巻市)と東通原発(青森県東通村)の稼働停止が続き、燃料費は火力発電を中心に約475億円増えた。増減は燃料費調整制度に基づいて電気料金に反映させるが、反映の時期が後ろにずれるため、差損が150億円程度生じ、経常利益を押し下げた。
 売上高は6.2%増の2兆713億8000万円と3年ぶりの増収。販売電力量が3.0%減の約720億キロワット時と1999年度と同じ水準まで落ち込んだものの、卸電力取引や他社への売電が増えた。
 期末配当は前期と同じ20円で、中間と合わせた年間は5円増の40円とした。連結対象子会社は50社。
 次期業績予想は販売電力量を695億キロワット時と減少を見込んだ上で売上高2兆1400億円、経常利益800億円、純利益500億円を想定。配当は中間、期末ともに20円を予定する。
 記者会見した原田宏哉社長は「中長期のコスト低減と原発の再稼働を目指し、経営基盤の安定化に努めていく」と述べた。


関連ページ: 広域 経済

2018年04月27日金曜日


先頭に戻る