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<女川原発>大津波高さ22メートル想定 東北電力が震災3年前

 東日本大震災の3年前の2008年3月、東北電力が、女川原発(宮城県女川町、石巻市)の敷地が水没する高さ18〜22メートルの津波想定をまとめていたことが27日、分かった。東京地裁であった東京電力福島第1原発事故の公判で、東北電が太平洋沿岸に原発を持つ東電、日本原子力発電などに想定を説明した会議の資料が示され、明らかになった。
 東電も08年に第1原発に最大15.7メートルの津波が達する想定をまとめたが、津波対策は先送りされた。東北電、東電ともに「東北の太平洋岸ではどこでも大津波の危険がある」とした02年の政府・地震調査委員会の長期評価を踏まえた計算結果で、両社は同じように原発の敷地を超える大津波を想定していたことになる。
 東北電は建設時に女川原発の敷地を高くしており、震災の津波にも耐えたが、過去に敷地が水没する想定をしていたことはこれまで明らかにしてこなかった。
 東北電は1896年の明治三陸地震津波を基に計算。宮城県−福島県の沖合で同様に地震が起きた場合、女川原発に達する津波は高さ18.16メートルで、14.8メートルの同原発の敷地を大きく上回った。
 さらに想定が過小評価である恐れを考慮すると22.79メートルまで上昇した。


2018年04月28日土曜日


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