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仙台市発注工事 誤った資材単価で算出 進行中の64件入札中断 委託業者ミス

仙台市役所

 仙台市は27日、昨年4月以降の市発注工事の入札手続きで、予定価格の積算に使う資材単価が誤っていたと発表した。委託業者が市のルールと異なる方法で単価を計算した。市は進行中の64件の入札手続きを中断し、予定価格への影響を調べている。既に工事が完了するなどした案件も800件以上あり、予定価格との差異を確認している。影響がどこまで広がるか、現時点では分かっていない。
 市技術管理室によると、資材単価は市場価格を掲載した専門誌2誌から決める。価格の地区表示が2誌とも「仙台」など同じ場合、平均値を単価にする。「仙台」「東北」などと異なる場合は、仙台を採用する。
 資材単価の計算は昨年4月以降、東京の業者が請け負い、地区表示が異なるのに、誤って平均値を単価にした。誤りは鉄線や電気溶接棒など99品目に及んだ。落石防止ネット用の金網が最も誤差が大きく、1平方メートル当たり90円安かった。ミスは今月26日、市河川課の担当者の指摘で発覚した。
 市は入札手続きを中断した64件に関し、(1)誤った単価を使用してない(2)正しい単価で再計算しても予定価格は同じ−と確認されれば手続きを再開する。再計算の結果、予定価格と1円でも違えば入札を中止する。
 昨年4月以降に入札が行われ、工事完了や着工済み、契約締結に至った案件も予定価格を算出し直し、影響を調べる。入札時の予定価格と差異があった場合の対応は決まっていない。
 市によると、業者は計算ミスを認めているという。今後、指名停止や損害賠償などを視野に、法的措置を検討する。予定価格への影響額、影響範囲は現時点で不明で全容解明を急ぐ。
 太田進室長は「入札参加業者らにおわびしたい。64件は遅くとも5月末までに結論を出す」と謝罪した。


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2018年04月28日土曜日


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