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<ベガルタ>堅守へ原点回帰 高い位置からプレスで戦術再確認

実戦練習で大岩(左)と板倉(中央)の脇に立って選手に指示を出す渡辺監督

 リーグ戦で2試合続けて複数失点と苦しむチームが原点に立ち返る。DFラインの押し上げと高い位置からのプレスで、今季序盤に機能した堅守を取り戻す。
 連敗ストップを目指す選手たちの表情は吹っ切れていた。実戦練習で果敢にボール奪取を試み、素早く攻撃に転じた。大岩は「複数失点の責任を感じている。できるだけラインを高くし、相手にストレスを与える」と闘志を燃やす。
 前節はアウェーでC大阪に1−2と今季初の逆転負け。1点リードの後半、チーム内で守備戦術の認識にずれが生じた。渡辺監督は中盤を下げてDFラインの前のスペースを埋めるよう指示した。「押し上げるべきときは押し上げる」と意図したつもりが、選手側は「全体的に引いてブロックを組む」と理解。結果的に前への推進力が失われ、防戦一方になった。
 その反省を生かし、守備戦術を再確認した。札幌は細かいパス回しとサイドチェンジで組み立て、3バックも好機とみれば前線に上がってくる。分厚い攻撃を前に、ひるまず練習通りの守備を見せられるか。
 「ホームのサポーターの力も借り、強く前に出る」と椎橋。過密日程の連戦で「疲労があるから、楽な方(ブロックを組む守り)に振れやすい」(渡辺監督)だけに、明確な指示と意思統一が不可欠だ。(佐藤夏樹)


2018年04月28日土曜日


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