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<楽天 翼に風を>苦しいスタート/打線 狙い球絞り勝負を

平石洋介(ひらいし・ようすけ)大分県出身。大阪・PL学園高−同大出。トヨタ自動車から2005年、ドラフト7巡目で東北楽天入り。球団創設初年度から外野手としてプレーし、11年に現役引退。通算成績は122試合出場、打率2割1分5厘、1本塁打、10打点。12年から2軍外野守備走塁コーチ、1軍打撃コーチ、2軍監督などを経て18年から現職。38歳。背番号89。

◎1軍ヘッドコーチ兼打撃コーチ 平石洋介

 開幕から約1カ月がたち、チームは6勝16敗1分けの最下位と苦しいスタートとなった。先制しても投手が打たれたり、投手が踏ん張っても打線が援護できなかったりと、投打がかみ合っていない。誰が悪いというのではなく、チーム一丸で乗り越えないといけない。
 打線に関しては、もう少し点を取らなければならない。昨季はよく打って、スタートダッシュに成功したが、毎年そううまくはいかない。今季はなかなか点が取れず、選手にも焦りが出ている。こういう時こそ落ち着いて、事前の準備を怠らないことが大切だ。
 狙い球を明確にして、その球が来たら確実に仕留める勇気が必要だ。狙い球が外れて見逃し三振になったとしても問題ない。それよりも、何となく打ちにいってやられてしまう方が良くない。打席で勝負してほしい。勝負する姿勢が出れば、相手投手には簡単にストライクを投げられないという心理が働く。その結果、ボール球が多くなり、カウントを苦しくして甘い球も増える好循環が生まれる。
 外国人野手ではウィーラーの調子は上がっているしアマダーも良い状態を維持している。ペゲーロに本来の当たりが出ていない。相手の攻め方が厳しくなっていることもあり今季は打席で配球を考え過ぎている。この球を打つとシンプルに構えてほしい。ペゲーロもそのことを意識して改善に取り組んでいる。
 投手陣はよくやっている。特に則本、岸ら先発陣はチームの強みだと思っている。その中で2年目の池田が初勝利を挙げてくれた。球の強さは則本の次と評価は上がっている。課題のスタミナを克服して、さらに成長してほしい。
 美馬は結果が出ず、出場選手登録を抹消したが、打たれる原因はある程度、整理できている。やってもらわないといけない投手。しっかり調整して次の登板機会に備えてもらいたい。
 開幕からもどかしい投球が続いた抑えの松井は最近、投げる姿や球威、球の切れが良くなってきている。あとはメンタル面。勝敗に直結する役割なので精神的にきついが、乗り越えてくれると思う。
 多くのファンが応援してくれる仙台であまり勝ち試合を見せられず、チーム全員が申し訳なく思っている。もちろん、誰一人として諦めてはいない。勝っても負けても、最後まで必死に戦う姿勢を見せ、皆さんに何かを感じてもらえる試合をしていきながら、必ず巻き返す。



 今年の「翼に風を」は、東北楽天の平石洋介1軍ヘッドコーチ兼打撃コーチ、池山隆寛2軍監督に担当していただきます。チームや選手の状態、若手の育成方針などについて毎月1回程度、順番に掲載します。


2018年04月28日土曜日


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