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<岩手・岩泉豪雨>一部遺族、運営法人を提訴 賠償応じず「司法で究明」

 2016年8月の台風10号豪雨による洪水で入所者9人が亡くなった岩手県岩泉町の高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」の一部遺族が、施設を運営していた医療法人社団「緑川会」(岩泉町)に損害賠償を求める訴えを盛岡地裁に起こしたことが27日、分かった。
 亡くなった入所者のうち6人の遺族は17年8月、緑川会に対し、避難が遅れた法的責任を認めた上で慰謝料を支払うよう求める書面を提出。併せて被災時、施設内にいて助かった女性所長が当時の状況を直接説明するよう要求した。
 緑川会は17年9月、「台風による浸水は予見できなかった」として賠償請求に応じない考えを遺族側に伝えた。女性所長による説明も通院治療中を理由に断ったため、一部遺族は法的手続きを検討していた。
 遺族の一人は取材に「前向きな回答を得られなかったため、提訴に踏み切るしかなかった。司法に真相究明を託したい」と話した。


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2018年04月28日土曜日


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