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<ベガルタ>粘りのドロー 数的優位生かせず 詰め甘く好機逃す

仙台−札幌 前半33分、札幌チャナティップ(右)に勝ち越しゴールを決められたGK関ら仙台のDF陣=ユアスタ

 これでも勝てないのか。仙台は内容で上回り、後半28分には札幌に退場者も出たが、結果は4戦連続の勝ちなし。「勝たなければいけない試合だった」と口をそろえる選手たち。「満足している」と余裕の笑みで冗舌だった札幌のペトロビッチ監督と対照的だった。
 狙いの守備ははまっていた。人数を割いて高い位置で相手を追い立てる。ボランチの梁勇基はDFラインにまでプレスをかける。札幌にロングボールを蹴らせ、細かくパスをつなぐスタイルを許さない。DFのミスも誘い、ショートカウンターで決定機をつくった。
 クロスに偏重気味だった攻撃にも工夫はあった。テンポの良いパス交換から中央を突破。両ウイングバックの内側をDFやボランチが上がり、サイド攻撃に厚みを生んだ。中盤で駆け回り、攻めの起点となるボールを散らした野津田は「内側を狙おうと、攻撃の意識が変わった」と振り返る。
 苦手とみられた3バック相手に、多くの時間で押し込んだ。先制されても慌てず、追い付いた。ただ、詰めが甘い。好機を逃し続けたつけが回ったか、数的優位になった直後、逆にワンチャンスを決められた。土壇場でCKから大岩のゴールで再び追い付いたが、後味の悪さが残った。
 「チームとして反省しないと、同じことを繰り返す」と石原。追い付いたことへの楽観はみじんもなかった。(佐藤夏樹)


2018年04月29日日曜日


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