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さび付く銀輪 宮城・加美町レンタルサイクル1年 28台配備も利用者は124人

1年間利用されなかった中新田交流センターの貸自転車

 宮城県加美町が1年前に始めたレンタルサイクル事業の利用が低調だ。自転車に乗って自然を満喫してもらおうとの狙いで高価な自転車をそろえたが、利用者は3月末現在で延べ124人にとどまっている。町は「周知不足」と現状を分析し、「多くの人が利用しやすい方法を探る」と巻き返しを図る考えだ。
 町内の観光施設4カ所で昨年4月下旬から、計28台を貸し出している。料金は1日2000円、半日(4時間まで)1000円。国の地方創生交付金を使い、1台10万円超の本格的なロードバイクやマウンテンバイクを用意した。
 貸出場所別の利用者数内訳は、やくらい薬師の湯101人、陶芸の里ゆ〜らんど13人、あゆの里物産館10人。中新田交流センターに置いた2台は、一度も利用されなかった。
 最大の原因はPR不足だ。貸出場所にのぼりを掲げるだけで、貸し出しを行う場所や料金などをまとめた情報は町のホームページにも載っていない。
 ある町議は「(包括連携協定を結ぶ)アウトドア用品大手のモンベル頼み。主体的な情報発信がない」と指摘する。
 事業について、仙台市の自転車店主は「聞いたことがなかった。日頃、販売店や愛好家団体とのコミュニケーションがなければ、紹介などの協力もしようがない」と話す。
 町は今後、貸出場所を再検討し、借りた場所と別の場所に返却できる仕組みの導入を模索する。


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2018年04月30日月曜日


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