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<ベガルタ>花でユアスタ彩り10年超 2人のボランティア「花見て怒る人いない、笑顔で試合楽しんで」

ユアスタ仙台のトイレに季節の花を飾り、サポーターを出迎える細川さん

 サッカーJ1仙台のホームスタジアム、ユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)の試合開催日に、ボランティアでトイレの洗面台に花を飾る2人の女性がいる。「気持ちよく観戦してほしい」。10年以上続ける2人のもてなしの心が、多くのサポーターの共感を呼んでいる。

 富谷市の細川幸子さん(74)と仙台市若林区の会社員江刺悦子さん(65)が2006年ごろから取り組む。仙台の試合に合わせ、ホーム側にはチームカラーのベガルタゴールドに近い黄色、アウェー側には各チームのチームカラーに合った色の季節の花をそれぞれ飾る。
 使う花は細川さんが庭や鉢植えで育てたり、江刺さんが購入したりしている。21日の磐田戦では、ホーム側に黄のヤマブキと勝利を願う白のスイセン、アウェー側に青のデルフィニウムを挿した。
 ともにスタジアムの場内整理などに携わるボランティア。J2大分のサポーター有志が行っていたのを見て始めたという。細川さんは「花を見て怒る人はいないと思うので、笑顔で試合を楽しんでほしい」と思いを語る。
 東日本大震災から6年たった昨年3月11日に同会場であった神戸戦では、両翼に黄色と阪神大震災で被災した神戸のチームカラーのえんじ色で彩った自作の折り鶴を飾り、復興への願いを表した。
 活動を応援するサポーターもいる。亘理町の山形俊子さん(75)は飾られた花を写真に撮って楽しむ。「来場するたびに何の花が飾られているか楽しみ。準備は大変だと思うが、気持ちを和ませてくれる」と感謝する。
 2人とも今後も花を飾り続けたいという。「サポーターからの『ありがとう』の声が励みになる」と細川さん。江刺さんも「花を手にすると自分も癒やされる。試合観戦の癒やしになってくれれば」と話す。


2018年04月30日月曜日


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