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<青い窓>広がる感性1万編 郡山の児童詩誌が創刊60年

モザイクアートの前に立つ同人代表の橋本さん
今年3月発行の「青い窓」

 子どもたちの作品掲載を続けてきた郡山市の児童詩誌「青い窓」が5日、創刊60周年を迎える。創刊メンバーで詩人の故佐藤浩さん(1921〜2008年)が訴えた「こどものことはこどもに学ぶ」を理念に、感性豊かな1万編を超える詩を紹介してきた。発行する「青い窓の会」は記念事業として「夢」をテーマにした子どもの詩を募集している。
 創刊は1958年5月。市内の和菓子店「柏屋」のショーウインドーを子どもの夢で飾ろうと、佐藤さんら幼なじみ4人が詩を募集して誕生した。この5月の記念号で575号となる。
 奇数月発行の冊子はB5判12ページで毎号10〜20編程度を掲載。表紙は選ばれた詩と、詩に合わせた絵を描いている。発行する1200部は購読会員(年間2000円)のほか、福島県内の小中学校や図書館に送っている。
 記念事業の一つは佐藤さんの命日の10月10日、市内の「開成柏屋」で開催する。募集する児童詩計70編をタイムカプセルに入れ、敷地内に埋める。10年後の10月10日に掘り起こす。
 敷地内の「青い窓ポケットガーデン」では、子どもたちの直筆作品の展示も始めた。15点ずつを2カ月ごとに入れ替えて1年間続ける。会場には、これまでの表紙画像1000ピースによる佐藤さんの肖像のモザイクアートもある。
 青い窓の会同人代表の橋本陽子さんは「子どもたちの詩に励まされ、導かれてきた。東京電力福島第1原発事故などで、子どもたちを取り巻く環境は厳しい。より力になるような活動を続けたい」と話した。
 募集するのは小中学生直筆の詩と、幼児の話す言葉を大人が書き取った直筆の口頭詩。いずれも原稿用紙1枚以内。青い窓の会事務局に郵送する。締め切りは8月31日(当日消印有効)。連絡先は事務局024(925)6451。


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2018年05月01日火曜日


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