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<防潮堤施工ミス>説明会で住民意見分かれる 造り直しと容認に集約 気仙沼・内湾

 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市内湾地区の魚町に建設中の防潮堤を、県が計画より22センチ高く造った問題で、住民団体「内湾地区復興まちづくり協議会」は1日、県と市の担当者を交えた説明会を市役所で開いた。防潮堤の造り直しか現状のまま設置を認めるか、住民の意見は分かれた。
 昼と夜の2回に計約50人が出席。住民からは「当初計画通り造るのは当然だ」「これ以上工事が遅れるのは困る」などの意見が出た。「なぜ初歩的なミスが起きたのか。納得できない」と批判する声も上がった。
 県は対応策として(1)防潮堤の造り直し(2)背後地のかさ上げ(3)現状のまま設置−の3案を示しているが、住民の意見は、かさ上げ以外の2案にほぼ集約された。
 協議会は2日も説明会を開く。参加していない住民への聞き取り調査も実施する予定で、5月中旬までに意見をまとめる考え。菅原昭彦会長は「非常に困難な作業ではあるが、なるべく早く一定の方向性を示したい」と話した。
 県は防潮堤を造り直す場合、完成見込みは早くても2019年11月と説明。間違った高さのまま設置した場合は18年9月に完成し、県が費用を負担して内湾地区の地域振興策を講じる方針も示した。


2018年05月02日水曜日


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