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<宮城のご当地マラソン>(2)柴田さくらマラソン(柴田町)/「一目千本桜」がエール

桜の回廊をくぐり抜けるように走る出場者たち=昨年4月、柴田町の白石川河川敷

マラソンブームは衰え知らず。市民マラソン大会は県内各地で季節ごとに開かれている。杜の都を駆け抜ける13日の仙台国際ハーフマラソンだけでなく、根強いファンを持つ地域密着のレースがある。地形を生かしたコース、沿道の声援、眺望、ごちそう。魅力は多彩だ。ランナーも応援する人も、老若男女が思い思いのペースで楽しめるご当地マラソンを紹介する。

 今年は開花のペースが早く、自慢の桜は散っていた。それでも、ランナーたちは暖かい日差しの下、気持ち良さそうにコースを駆け抜けた。
 4月21日、柴田町内で柴田さくらマラソンが開かれた。12回目の今大会は出場者が過去最多の約2800人。北海道から沖縄県、果てはタイまで国内外の参加者が集まった。
 主催するのは住民有志でつくる実行委員会。佐藤智男実行委員長(74)は「今年は初めて申し込みが定員を超えた。大会が広く浸透しつつある」と手応えを感じる。
 大会の一番の魅力は「さくら名所百選」の一つ、白石川沿いの桜並木「一目千本桜」を眺めながら走りを楽しめること。そもそも大会は「柴田の桜を全国の人に知ってほしい」との地元側の思いから始まった。
 白石川河川敷を出発地点とする槻木地区中心のコースは起伏がほとんどなく、走りやすい。実行委は土曜開催や託児所の設置もアピールする。
 地元の約850人が大会に協力し、誘導や給水の役割を担う。町内の仙台大の学生や陸上自衛隊船岡駐屯地の隊員、中高生ら顔触れは多彩だ。
 さくらマラソンの歩みには曲折があった。町主催で2001年に始まり、6年連続で開催するも財政難で中止に。11年、住民有志が復活を目指したが、東日本大震災の発生で断念。12年の再開後、会場の船岡駐屯地が使えなくなり、13、14年と実施を見送った。新たなコースを設定し、軌道に乗せたのは15年以降のことだ。
 佐藤実行委員長の将来の夢は、大会のコースが日本陸連の公認を受けること。「さらにレベルの高いランナーを呼び込み、これまで以上ににぎわいのある大会にしたい」と意気込む。

<走ってみよう>
 原則、毎年4月の第3土曜に開催。小学生以上が参加できる。今年はハーフと5、3、2キロで、男女別や年齢別など全25部門を設定。参加費はハーフと親子ペア1組が3500円、5キロが3000円、中学生と小学生は1000円。募集数はハーフ2000人、5キロ500人、中学生と小学生各200人、親子ペア300人の計3200人。来年の大会は今秋に募集を始める予定。連絡先は実行委員会070(1146)7175。


2018年05月02日水曜日


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