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動物保護施設整備へ 岩手県と盛岡市、21年完成目指す

 岩手県と盛岡市は、飼い主のいない犬や猫を保護する動物愛護センターを共同で整備すると発表した。2021年完成を目指す。既に全国で多くの自治体が保護動物の殺処分ゼロに取り組んでおり、東北6県では最後発の施設整備となる。
 動物の保護や引き取り希望者に対する譲渡に取り組むほか、動物愛護の普及啓発活動を展開する。災害発生時にはペット避難所の役目を担う。
 これまで岩手県で保護された動物は、県内10カ所の保健所に収容されるか民間団体が引き取っていた。県県民くらしの安全課は「県土が広く(1カ所に)集約するのが難しかった」と説明する。
 東日本大震災では多くの飼い主が「ペットを連れて逃げられなかった」「避難所に持ち込めなかった」と保護態勢の不備を指摘。県は「震災で明らかになったペット避難の課題も愛護センター設置に向かう契機になった」と話す。
 ただ震災発生から7年以上が経過し、実際には15年に民間団体が盛岡市に愛護センター開設を要望したことがきっかけになった。
 17年11月には県獣医師会などでつくる県動物愛護推進協議会が「既存施設は本来、狂犬病予防法に基づく犬抑留所であり、老朽化も進んでいる。愛護管理の施策を実施する施設には適さない」と提言。ようやく設置の検討が本格化した。


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2018年05月02日水曜日


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