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絆カフェ、地域を元気に 相馬の海沿いにオープン 周囲に店舗少なく「新しい風吹き込みたい」

「地域の人たちがのんびり集える場所にしたい」と語る菅野さん

 東日本大震災で津波被災した福島県相馬市磯部地区に「絆カフェいそべ」がオープンした。南相馬市出身で太陽光発電事業の会社を営む菅野一徳さん(67)が本社敷地内に設けた。周囲に店舗などはほとんどなく、菅野さんは「地元の人たちが元気になる場にしたい」と語る。
 カフェが立地するのは海沿いを走る県道の近く。菅野さんが2015年に設立した北斗電気設備工事の本社敷地内に作った。
 平屋の店舗は客席20。スタッフ2人がコーヒーや紅茶、ケーキを提供する。カレーやパスタなどの軽食も食べられる。ミニステージも設け、県内外の音楽家らを招いたイベントの開催も計画する。
 菅野さんは震災後、勤務していた福岡県の通信関係会社を退職。「津波被害を受けた古里のために何かしたい」と太陽光発電事業に踏み出した。
 本社敷地用に借りた土地の周辺は再建した民家があるものの、最寄りのコンビニエンスストアまでやや遠い。「地域に新しい風を吹き込んで恩返ししたい」と決意。およそ1年かけてオープンにこぎ着けた。
 「みんなが明るくなれる場所になるといい」とスタッフたち。菅野さんも「震災後に転居した人たちが地元に帰ってきた時、懐かしい話に花を咲かせられるようにしたい」と話す。
 午前10時〜午後4時。不定休。連絡先は北斗電気設備工事0244(26)5070。


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2018年05月02日水曜日


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