宮城のニュース

「みかぐら」地域に根付け 東松島・鳴瀬未来中の卒業生がクラブ結成

みかぐらの練習に取り組む未来中の卒業生ら

 東松島市鳴瀬未来中の卒業生が、授業の一環として取り組んできた「みかぐら」を地域に伝えようと、保存や伝承に取り組む「御神楽(みかぐら)クラブ天翔」を結成した。東日本大震災で被災し、踊りに勇気付けられた住民らが発足を後押しした。

 みかぐらは南部神楽を基にした舞踏。津波で被災した同市鳴瀬二中が2012年、生徒に自信を取り戻してもらおうと授業に取り入れた。13年に統合した未来中でも受け継がれ、17年まで学校の文化祭や地域の夏祭りで踊ってきた。
 同市小野市民センターで28日、初練習があり、高校1年から大学2年生の男女約20人が太鼓の拍子に合わせて扇を回し、振り付けを確認した。
 クラブの会長に就いた東北福祉大2年の小山綾さん(19)は「久しぶりにみんなで踊れて楽しかった。地元ではもちろん、熊本地震の被災地など全国でも踊りを披露できるよう練習に励みたい」と意気込む。
 同市小野地区で町内会長を務める片岡健治さん(70)が結成を働き掛けた。練習を見守った片岡さんは「初めて見た時、被災した子どもが懸命に踊る姿に感動した。みかぐらを続けたい子どもたちの受け皿になればうれしい」と話した。
 クラブは毎月1回練習会を開き、卒業生のほか、未経験の小中学生や住民にも入会を呼び掛ける。


関連ページ: 宮城 社会

2018年05月03日木曜日


先頭に戻る