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<宮城MAX>V10に挑む チーム成熟快挙へ死角なし 車いすバスケ日本選手権19日開幕

関東カップ決勝戦のハーフタイムに円陣を組む(奥左から)土子、佐藤監督、藤本=4月29日

 19、20の両日に開かれる車いすバスケットボールの日本選手権(東京都調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザ)で、宮城MAX(マックス)が史上初の大会10連覇を目指す。2008年に頂点に立った当時から活躍するエース藤本怜央は「一つの集大成。毎年の優勝とは違う。自信はある」と快挙に挑む。

 チームはこの1年で変わった。昨年8月、ライバルの千葉ホークスからリオデジャネイロパラリンピック代表の土子大輔が加入。今季は、長年率いた岩佐義明監督の女子日本代表監督就任に伴い、アシスタントコーチだった佐藤聡氏がバトンを引き継いだ。

 顔触れが変わっても強さは相変わらずだ。日本選手権に出場するチームがほとんど顔をそろえる関東カップ(4月28、29日・横浜市)で優勝し、貫禄を見せつけた。佐藤監督は「チームは成熟してきている。プレッシャーはあるが、準備は重ねた。日本選手権は発表会の場」と自然体を貫く。

 土子が加わって戦術の幅が広がった。チームの得点源が藤本と土子の2人になり、相手のマークは分散。関東カップ決勝戦は藤井新悟がマークが薄くなった味方に的確にパスを送り、69点中53点を藤本と土子でたたき出した。佐藤監督は「2人がいることがうちの強み」と信頼を寄せる。

 関東カップ決勝戦では19点差をつけながら、シュートがなかなか決まらずに苦しい場面も。藤本は「リズムに乗れない時間帯があった。もっと自分たちのペースで試合を進めたい」と気を引き締める。

 戦力、完成度ではライバルを上回り、頂点への視界は良好だ。アシスタントコーチを兼務する藤井は「このメンバーで勝てなかったら(自分を含めた)スタッフの責任。何が何でも勝つ」と気合を入れ直した。(剣持雄治)


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2018年05月03日木曜日


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