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子どもの成長見守る「絵のぼり」 須賀川の吉野屋制作

室内用絵のぼりを制作する大野さん

 「絵のぼり」を手掛ける福島県須賀川市の吉野屋で、端午の節句に向けた制作と出荷が完了した。6代目大野修司さん(63)は「子どもたちが丈夫にすくすく育ってほしい」と願いを込めた。
 天竺(てんじく)木綿に鍾馗(しょうき)や武士を描く須賀川絵のぼりは江戸時代、白河藩主のお抱え絵師が男児の成長を願って魔よけの神を描いたのが始まり。明治に入って一般家庭に浸透した。1960年ごろからこいのぼりに押され、市内7軒のうち吉野屋以外は廃業した。
 かつては最長6メートルの屋外用が主力だったが、今は長さ1〜2メートルの屋内用が中心。大野さんは「子どもの健康を祈る気持ちはいつの時代も変わらない。必要とされる限り、作り続けたい」と話した。


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2018年05月03日木曜日


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