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<宮城のご当地マラソン>(5)みやぎ湯めぐりウルトラ遠足(仙台近郊〜仙南)/過酷ルートに癒やしも

エイドステーションで県内の名産品を食べながら休憩するランナー=2017年9月2日、川崎町(実行委提供)

マラソンブームは衰え知らず。市民マラソン大会は県内各地で季節ごとに開かれている。杜の都を駆け抜ける13日の仙台国際ハーフマラソンだけでなく、根強いファンを持つ地域密着のレースがある。地形を生かしたコース、沿道の声援、眺望、ごちそう。魅力は多彩だ。ランナーも応援する人も、老若男女が思い思いのペースで楽しめるご当地マラソンを紹介する。

 フルマラソンを超える距離を走るウルトラマラソン。県内唯一の大会「みやぎ湯めぐりウルトラ遠足(とおあし)」(実行委員会主催)は、仙台近郊と仙南の温泉地計5カ所を巡る。約100キロのルートは過酷ながら、癒やしと食の楽しみに満ちている。今年9月1日の大会は既に定員に近い150人以上が申し込む人気ぶりだ。
 仙台市青葉区の作並温泉「岩松旅館」を午前4時に出発。1市3町を走り抜け、太白区の秋保ワイナリーに向かう3コース。うちチャレンジ(115キロ)とレギュラー(105キロ)は川崎町の峩々温泉も通る。
 標高差は最大873メートルで全国有数。ランナーは川崎町の青根温泉「じゃっぽの湯」や、蔵王町の遠刈田温泉「神の湯」で疲れを癒やす。
 第1回大会の昨年は参加した約150人のうち、約50人が温泉で体を癒やした。湯に漬かった優勝者は8時間42分でゴールした。
 県内の特産品を味わえるエイドステーションも魅力。昨年は16カ所で白石温麺(うーめん)やかまぼこなどを振る舞った。今年は1カ所増やし、特産品のラインアップも充実させる。
 昨年は関東や近畿などでのパンフ配布や会員制交流サイト(SNS)によって大会が知れ渡り、県外の参加者が7割以上を占めた。終了後に秋保温泉に泊まる人も多かった。
 昨年出場した東京の会社役員茂木静さん(63)は「アップダウンがあったが、完走できた。エイドステーションで食べた生クリーム大福がおいしかった。今年も参加し、宮城の復興を応援したい」と意気込む。
 昨年の反省点は沿道の応援が少なかったこと。今年は声援を増やすよう、住民に協力を呼び掛けた。実行委副事務局長で岩松旅館フロント課の吉井崇さん(43)は「緑がきれいな季節。景色を楽しみながら走ってほしい」とPRする。

<走ってみよう>
 今年のコースはチャレンジ(115キロ)、レギュラー(105キロ)、ショート(95キロ)。先着計200人。資格は20歳以上で、過去3年以内にフルマラソン以上の距離を制限時間内に完走していること。参加者は仙台市青葉区の作並温泉「岩松旅館」に前泊する。参加料は相部屋2万2000円、1人部屋2万7000円。締め切りは7月末。連絡先は実行委080(2817)9151。


2018年05月05日土曜日


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