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里山の暮らし濃密体感 南三陸サイクルツーリズム始まる 自由に寄り道住民と会話

里山の風景を楽しみながら自転車で走る参加者

 宮城県南三陸町観光協会は5日、山と海に囲まれた町の特色を生かし、自転車で町内を巡るサイクルツーリズムの事業を始めた。地域の豊かな自然を体感するだけでなく住民との交流も図り、新たな観光プランとして町への集客につなげる。

 初回のツアーは、里山の風景が広がる内陸部の入谷地区で行われた。東京などから参加した3人がガイド役の町観光協会職員とクロスバイクに乗り、約12キロのコースを2時間かけて巡った。
 田んぼで農作業をする人に声を掛けられたり、地元の菓子店で出来たてのまんじゅうを味わったりした。休憩でツアーに協力する民家に立ち寄り、お茶を飲みながら住民と会話を楽しんだ。
 先輩と参加した明治大1年阿部裕崇さん(18)は「地元の人の暮らしに触れ、普通の旅行とは違う体験ができた」と満足していた。
 町観光協会は東日本大震災の復旧工事が行われている沿岸部の道路の安全性が確保できれば、志津川や歌津、戸倉の各地区のコース開設も視野に入れる。ガイド役を務めた協会の佐藤慶治さん(24)は「自転車なら車では見逃してしまう風景を見つけることができる。住民と触れ合うことで旅の思い出も濃密になる」と話す。
 ツアーは水曜を除く午前と午後に開催し、募集は各回1組(3人まで)。ガイド料は1組8000円(3人の場合は9000円)で、自転車とヘルメットは貸し出す。事前申し込みが必要。連絡先は町観光協会0226(47)2550。


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2018年05月06日日曜日


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