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劇団合宿から若者移住へ 岩手・西和賀町の取り組み奏功 事業6年、既に4人

次回の公演に向けて練習する「銀河ホール演劇部」のメンバー

 劇団の合宿を誘致する岩手県西和賀町の取り組みが、若者移住の呼び水になっている。2012年の事業開始以来、既に4人が町に移り住んできた。若い移住者の音頭で町民劇団が結成されるなど、山あいの過疎地で「演劇の町」づくりが進む。
 町は、町営劇場施設「銀河ホール」と地元に多い温泉旅館に着目。毎年夏と冬の2回、全国から劇団員や演劇学生の合宿を招き入れている。
 本格的な音響設備を有するホールで稽古や創作活動に専念できる上、町の補助があるため合宿中は旅館に1泊3食付き3000円で宿泊できる。これまでに延べ40団体が利用した。
 学生時代に合宿に参加し、地元住民と触れ合う中から町への移住を決意した最初の一人が、東京都出身の小堀陽平さん(31)だ。
 現在は町生涯学習課の嘱託職員として銀河ホールのアートコーディネーターを務め「西和賀を演劇の町にして、交流人口の拡大につなげたい」と意気込む。
 小堀さんの呼び掛けで10〜30代の若者たちが昨年、町民劇団「銀河ホール演劇部」を結成。1月の旗揚げ公演に臨んだ。2月に高校演劇の全国大会が開催され、人口5800の町がにぎわった。
 小堀さんは「人が集まらないとできない演劇は、地域活性化の仕掛けになり得る。演劇を通して西和賀のことを知ってほしい」と意気込む。


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2018年05月06日日曜日


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