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<ベガルタ>攻守で「前へ」の意識

湘南−仙台 前半3分、先制ゴールを決め喜ぶ仙台・野津田(左から2人目)(佐藤将史撮影)

 前への意識が実った。仙台は4月11日の名古屋戦以来の3ゴールで6戦ぶり勝利。前半3分、口火を切ったのは野津田だった。
 起点とゴールを1人で担った。中央付近でボールを受けて素早く西村へパス。すぐさま前線に走り込み、パスをつないだ右サイドの蜂須賀の低い右クロスに反応した。石原が相手のマークを引き付けたことでフリーで受け、しっかり左足で押し込んだ。
 理想的な形で今季初ゴール。「クロスの入り方を意識して練習していることが生きた」とうなずく。渡辺監督も「相手の食い付き方を見てボールを動かせた」と、してやったりの表情だ。
 守備でも前の意識が高かった。大岩は「攻守において皆で前に行く意識を持っていた」と明かす。味方同士が絶妙な距離感を保ってこぼれ球を支配。奪われても人数を掛けて相手の突破を防ぐ。マークの受け渡しがスムーズで、点差以上に内容で圧倒した。
 チームには若さもある。2−0からの進め方が一番難しいとはよく言ったものだ。後半は風下の条件を差し引いても湘南の猛攻を浴び過ぎた。「名将と呼ばれる人ならもっと早く配置を換えて守備をどっしり構えたかもしれないが、われわれは発展途上のチーム。チャレンジしたかった」。指揮を執る監督も前への意識を忘れていなかった。(剣持雄治)


2018年05月08日火曜日


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