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「ミツバチの里」へ着々 富谷市、新たなスイーツ開発へ

今期初の採蜜。黄金色の蜂蜜が採れた

 宮城県富谷市が進める養蜂事業「はちみつプロジェクト」の一環として、ミツバチが集めた蜂蜜を今期初めて採取する作業が7日、飼育場所の市役所屋上であった。7月末までに2週間に1回のペースで採蜜を続け、計150キロの収穫を目指す。スイーツの原料に使うなどして新たな特産品にしたい考えだ。

 事業は実証実験を含め本年度で3年目。今回初めて、市役所屋上にある巣箱での越冬に成功し、継続的な養蜂が可能になった。
 採蜜には、市民サポーター約20人や人気バンド「MONKEY MAJIK(モンキーマジック)」のメンバーが参加。蜜が詰まった巣枠から蜜ろうをはがし、遠心分離機にかけて採取した。
 蜂蜜が絞り出されると甘い香りが漂い、試食した人から「爽やかな味わい」「後味がすっきりしておいしい」との声が上がった。蜜源は桜や菜の花で、これからはヤマフジやアカシアが中心になるという。
 この日の収量は10.3キロ。市内で菓子店を営むサポーター工藤治さん(53)は「香りがいい。富谷特産のブルーベリーと組み合わせたスイーツを作りたい」と語った。
 巣箱では現在、越冬した2群(約6000匹)を含め計6群(約2万6000匹)の西洋ミツバチを飼育。サポーターが交代で管理している。採れた蜂蜜は「とみや国際スイーツ博覧会」(10月27、28日)の出品作に使うほか、市内の菓子店に原料として販売する。
 事業を担う推進協議会の村上幸枝会長は「農家の人が蜜源づくりに協力してくれるなど、ミツバチの里づくりが進んできた」と手応えを強調。若生裕俊市長は「豊かな自然から素晴らしい蜜が採れるよう期待したい」と述べた。


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2018年05月08日火曜日


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