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北上に求人支援拠点 市と岩手県が製造業進出対応

岩手県が北上市内に開設した人材確保・育成拠点

 岩手県と北上市が、ものづくりの人材確保に本腰を入れ始めた。同市内では東芝の半導体子会社の東芝メモリ(東京)が将来的に数千人規模の雇用を視野に入れるなど、製造業大手の設備投資が活発化。人材争奪戦を懸念する地場企業も多く、官民を挙げて求人活動を繰り広げる。
 県は本年度、北上産業業務団地の一角に「県地域産業高度化支援センター」を開設した。製造業の人材の確保や育成を支援する。
 県南部では東芝メモリをはじめ、自動車部品のデンソー岩手(金ケ崎町)も新工場を建設するなど工場進出ラッシュだ。
 産業政策担当の保和衛(たもつかずえい)副知事は「政策は現場から生まれる」と強調。産業集積地域に直接、人材確保の拠点を置くことで地元の市町村や企業との連携を図る。
 北上市も本年度、東芝メモリ進出に対応するプロジェクトチームを拡充し、新工場建設支援室を設置した。
 高橋敏彦市長は「東北各県や首都圏から人材を確保する。県内向けには岩手を出なくても就職先があると情報発信したい」と話す。
 地元企業も即戦力の発掘に躍起だ。精密部品加工のアイオー精密(花巻市)の鬼柳一宏社長は4月、黒沢尻工高(北上市)で行われた出前授業で講師を買って出た。
 自社の魅力をアピールした鬼柳社長は「まずは、働く場として地場企業も選択肢になることが大事。入社後もステップアップできることを説明したい」と訴える。


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2018年05月08日火曜日


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