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<仙台市教員採用>予定数1.9倍の大幅引き上げ 35人学級拡大、定数内講師解消で 経験者優遇も

採用予定者数の大幅引き上げ、優遇措置などが参加者の関心を集めた説明会

 仙台市教委は市立学校の教員採用選考で、2019年度の予定数を1.9倍の約320人に大幅に引き上げる。35人以下学級の拡大や正規教諭の増員が理由で、経験者らへの優遇措置を拡充するなどして積極採用する。市教委は「大きなチャンスを生かしてほしい」と出願を呼び掛ける。

 教諭の採用予定者は小学校が18年度より80人多い約200人、中学校・高校は60人増やして約110人。それぞれ予定者を1.7倍、2.2倍に広げる。
 教育の質を向上させるために「定数内講師」の解消に力を入れる。定数に満たない正規教諭を補うために常勤講師を充てているが、今後数年かけて是正する。
 県内の小1、小2と中1で行う35人以下学級について、市は本年度、独自に中2まで拡大。29校で30学級が増え、新たな教員の需要が生じた。19年度は中3にも広げるため、採用予定数を大幅に引き上げた。
人材確保の課題
 優秀な人材の確保も課題となっている。企業との争奪戦に加え「(いじめや不登校など)昨今の学校への社会的な厳しい目もあり、志望者の減少を懸念している」(市教委)。独自の優遇措置を設けるなど取り込みに躍起だ。
 特別選考の優遇を拡充し、一定の勤務歴のある現職の正規教諭は1次選考は適性検査のみ実施。教員免許を既に取得している合格者は、欠員に応じて本年度内に前倒しで任用する。
 県教委と合同だった採用試験は17年度から市教委単独となり、採用人数や選考方法を独自に設定できるようになった。課題の定数内講師解消に向け、綿密な採用計画も立てられるようになったという。
 4月21日に仙台であった説明会で、市教委の担当者は「単独採用2年目は、いつもと違う内容だと感じてもらえると思う」とアピール。鎌田康彦教職員課長が「仙台で教員になり、子どもの成長を支える仕事の楽しさと喜びを得てほしい」と呼び掛けた。
筆記試験の免除
 つがる市内の特別支援学校教諭の葛西桃さん(26)は結婚に伴い、19年度から仙台での勤務を希望する。「採用予定数が多く、何より教職経験者への優遇措置が充実している。1次選考の筆記試験などが免除されるので、大きなチャンス」と期待した。
 出願受付期限は21日午後5時。市ホームページから申請する。連絡先は市教委教職員課022(214)8873。


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2018年05月09日水曜日


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