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<三陸沿岸道>自転車やシニアカー進入!うっかりミス続発 大谷海岸−気仙沼中央間

気仙沼中央ICの入り口で、自転車などの立ち入り禁止を呼び掛ける看板=宮城県気仙沼市松崎高谷

 3月下旬に開通した三陸沿岸道路の大谷海岸−気仙沼中央インターチェンジ(IC、いずれも宮城県気仙沼市)間の7.1キロで、走行が認められていない自転車やハンドル型電動車いす(シニアカー)が立ち入るトラブルが相次いでいる。市内にICができたのは初めて。無料区間のため料金所がなく、立ち入り禁止のルールを知らない高齢者がうっかり進入するケースが目立つ。
 気仙沼署によると、8日現在で計9件の立ち入りが確認された。自転車が5件、シニアカー2件、原付きバイク1件、歩行者1件で「ほとんどが高齢者」(同署交通課)だという。
 シニアカーで気仙沼中央ICから入った80代の男性は市内の病院の帰りに進入した。通報を受けた同署員が保護して事情を聴くと、男性は「帰宅するのに交通の便がよさそうだったので利用した。入っていけないとは思わなかった」などと話した。
 自転車で立ち入った80代の男性は「眺めがよさそうなので試しに走ってみた」と説明。交通課は「これまで自動車専用道になじみがなかった地域。ルールを理解していない住民もいるようだ」と見る。
 3月に開通した区間にICは3カ所あるが、進入の大半は気仙沼中央ICから。交通課は「市中心部にあり住宅地からも近い。高齢者の行動範囲内にあるのだろう」と分析する。
 交通課はコミュニティーFMやちらしなどで注意を呼び掛ける。道路を管理する東北地方整備局仙台河川国道事務所は4月下旬、各ICの入り口に進入禁止を知らせる看板を設置した。
 気仙沼署の光岡隆行交通課長は「自転車やシニアカーの通行は大きな事故につながりかねない。ルールの周知を図ると同時に、関係機関と協力して効果的な対策を講じたい」と話す。


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2018年05月10日木曜日


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