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<仙台南北線停電>ケーブル損傷し漏電か 側溝の沈下確認

電柱に固定されていた地上ケーブルと電線管。激しく焼けた電線管に比べ、ケーブルに目立った損傷はない(市交通局提供)

 仙台市地下鉄南北線で4月18日、送電が止まり全区間の運転が約6時間停止した事故で、市交通局は9日、送電ケーブルの火災があった八乙女−黒松間の南行きの線路脇で、側溝の沈下が確認されたと明らかにした。側溝の下を通るケーブルが損傷し、漏電が起きた可能性があるという。
 同日あった市交通局の高速鉄道事故等調査委員会の終了後、委員長の森研一郎交通局理事が説明した。
 推測される事故原因は図の通り。八乙女変電所からの2本のケーブルは金属製の電線管に包まれ、北行き側から線路や側溝の下を通り、電柱に付設されて地上で架線に接続する。
 側溝の沈下は2、3センチ程度。電柱が立つコンクリート擁壁と側溝の間にも1センチ弱の隙間が見つかった。側溝には何かが燃えた痕とみられるすすがあった。
 監視カメラによると、送電が止まった午後5時15分ごろ、電柱の2カ所で発火し、側溝から煙が上がった。当初、電線管を金属バンドで電柱に固定した部分がケーブルの老朽化で漏電し、発火したとみられたが、焼けたのは電線管と金属バンドだけで、ケーブルに目立った損傷はなかった。
 市交通局は側溝が沈下した影響で地下ケーブルが押しつぶされたか、老朽化していて漏電が発生し、高圧の電流が電線管に流れ、金属バンドで固定した部分などが焼けたと推測する。
 詳しい原因究明のため、9、10両日の営業運転終了後、市消防局と合同で側溝周辺を掘削し、地下ケーブルの損傷状況を確認する。
 南北線は漏電により市内4カ所の変電所で安全装置(ブレーカー)が一斉に作動。泉中央−富沢の全区間で運転がストップし、帰宅ラッシュと重なり、約6万9500人に影響した。


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2018年05月10日木曜日


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