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花よ咲け震災後生まれの君に 小学1年生へ高砂中生パンジー贈る「支援に感謝思いつなぐ」

パンジーの花をプレゼントし、児童にあいさつをする佐藤さん=岡田小体育館

 仙台市高砂中(宮城野区)の生徒らのグループで、年2回花を植える活動をする「よこしま園芸部」が9日、学区内の岡田小の1年生にパンジーを贈った。児童らは東日本大震災後に生まれ、被災直後を知らない。生徒らは「花を通して、復興支援への感謝の気持ちをつなげたい」と思いを語った。

 同小体育館には児童23人が集まり、部を代表して3年佐藤愛美さん(14)が「入学おめでとう。私たちが育てた花を受け取ってください」とあいさつ。中学校で育てた黄や白、紫のパンジーをプレゼントした。
 高砂中は市内で唯一、震災の津波で被災した中学校。支援活動した東京の園芸家、杉井志織さんらが2011年5月、「花々で生徒に笑顔を届けたい」と呼び掛け、同中に「よこしま園芸部」を結成した。
 「よこしま」というユニークな名前は杉井さんの発案。被災地で食べて飲んで支援する形を「邪(よこしま)」としつつ、趣旨に賛同した東京の支援者らの「横」のつながりを表す。任意参加で、生徒や杉井さんの仲間ら約140人が活動する。
 佐藤さんは「1年生は震災をよく分からないかもしれない。花を見て、支援してくれた人のことを思ってほしい。復興に向けて、一緒に力強く未来をつくっていきたい」と話した。
 花を受け取った岡田小1年の加藤未来さん(7)は「うれしい気持ちになった。みんなで大事に育てたい」と笑顔を見せた。園芸部は、鶴巻小と高砂小の1年生にもパンジーを贈った。


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2018年05月10日木曜日


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