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独のパン作り日本に伝授 一関・館ヶ森アーク牧場のアベルさん「おいしさ届けたい」異なる好み、日々試行錯誤

焼きたてのパンを運ぶアベルさん

 本場のパン作りに学ぼうと、岩手県一関市藤沢町の館ケ森アーク牧場を運営するアーク(一関市)が、ドイツ人のパン職人コリン・アベルさん(21)をスタッフに迎え入れた。指導を託されたアベルさんはドイツ伝統の技を駆使しながら、日本人の好みに合ったパン作りに挑む。

 「毎日新しい挑戦があって楽しい」と語るアベルさんの出勤は毎朝5時。牧場内のベーカリーでドイツをはじめフランス、イタリアなど各国のパンを焼く。
 アークは1986年のハム・ソーセージ工房の開設時からドイツとの交流を深め、パン職人を招いては技術指導を受けてきた。
 アベルさんはフランクフルト近郊で約500年続くパン店の跡取りで、既にパン職人の国家資格を取得している。職人最高位のマイスターを目指し、欧米各国で修業を積んできた。
 ドイツのパンは硬さや酸味に特徴があるが、軟らかいパンを好む日本人に合わせてスタッフと日々試行錯誤を続けている。小麦粉の質の違いに戸惑うこともあるが、徐々に新商品を増やしている。
 「作業の手際や材料の見極め方など学ぶべき点が多い」と感心する工房の仲間たち。「アベルさん自身が新しい次元に進むきっかけにもなるといい」と願う。
 アベルさんの任期は4月から半年。「人に教えることも貴重な経験になる。大量生産品にはない手作りパンのおいしさを届けたい」と意気込む。


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2018年05月10日木曜日


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