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<七十七銀>頭取に小林氏昇格へ 氏家氏は会長に就任 トップ交代8年ぶり

 七十七銀行は10日までに氏家照彦頭取(71)が代表権を持つ会長に就任し、後任に小林英文副頭取(60)が昇格する方向で最終調整に入った。6月下旬に開かれる株主総会後の取締役会で正式決定する見通し。同行のトップ交代は8年ぶりとなる。

 七十七銀は東日本大震災以降、氏家氏を先頭に震災復興を最優先課題として取り組んできた。グループ化補助金が交付されるまでのつなぎ資金やファンドによるリスクマネーの供給に力を入れ、被災地の企業の価値向上を図った。
 震災から7年がたって復興の道筋が一定程度ついたことに加え、11日に発表する新中期経営計画(18〜20年度)の策定を節目に世代交代を判断したとみられる。
 頭取に昇格する見通しの小林氏は仙台市出身、東北大卒。1981年に入行して取締役本店営業部長、常務を経て2017年6月、副頭取に就いた。
 副頭取就任1年での頭取昇格は異例。小林氏は震災当時、総合企画部長として氏家氏を支え、2度の中期経営計画(12〜14年度、15〜17年度)の策定にも携わった。
 氏家氏は仙台市出身、慶大卒。1969年、日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)に入行した。93年に七十七銀に移り、専務、副頭取を経て10年6月、第14代頭取に就任した。父は第7代頭取の故氏家栄一氏。
 頭取就任の9カ月後に発生した震災の復興に尽力したほか、七十七証券の設立や子会社の再編を進めた。東北の観光振興にも取り組み、各県の地銀などと協力協定を結び、交流人口や訪日外国人旅行客(インバウンド)の拡大を目指した。
 鎌田宏会長(77)は会長職を退き、相談役に就くとみられている。


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2018年05月11日金曜日


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