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<七十七銀>トップ交代 次世代の地銀の姿見せられるか

 【解説】全国の地銀は今、人口減少と低金利という厳しい収益環境に置かれる一方、金融とITを融合したフィンテックによる業務効率化もメガバンクに遅れる。地銀の新たなビジネスモデル構築が急務となる中で、東北のリーディングバンクである七十七銀行のトップが交代する。
 氏家照彦氏は東日本大震災後、金融機能強化法に基づく200億円の公的資金注入を決断するなど地域経済の復興を先導。企業支援ファンド運営の七十七キャピタルや七十七証券を設立して事業を多角化し、多様な収益を確保する道も開いた。
 小林英文氏は氏家氏の方針を引き継ぎ、さらなる変革も実行しなければならない。頭取として携わる新中期経営計画(18〜20年度)は、コンサル力強化を第一に掲げた。従来の本業である貸出利益には頼らず、強固な経営基盤を確立する意欲が感じられる。
 同行は、三菱UFJフィナンシャル・グループでフィンテックを活用したサービスを開発する新会社と提携。新たな時代の業務効率化にも乗り出す。時に慎重すぎるとも評される同行の社風をぬぐい去り、次世代の地銀の姿を見せることができるか。小林氏の経営手腕を注視したい。(報道部・高橋一樹)


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2018年05月12日土曜日


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