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宮城県内高速道 増える逆走 三陸道で突出、無料区間を一般道と誤認?

片側2車線の東北道を走行していた車両のドライブレコーダーが撮影した逆走車両=4月1日午前2時55分ごろ、白石市福岡深谷の東北道白石インターチェンジ付近

 宮城県内の高速道路を逆走する車両が増えている。2015年の11件から17年は3倍近い29件に急増し、県警がドライバーに注意を呼び掛けている。中でも東日本大震災以降、「復興道路」にも位置付けられ延伸を続ける三陸自動車道での逆走が目立つ。

 17年にあった逆走(目撃情報のみも含む)29件の高速道路別の内訳はグラフの通り。三陸道が21件と突出して多く、東北自動車道3件、仙台東部道路2件、山形自動車道、仙台南部道路、仙台北部道路が各1件だった。
 29件のうち、県警が発見した7件の運転手の年齢は55〜84歳。うち4人が77歳以上だった。
 三陸道は16年4月に登米東和−三滝堂インターチェンジ(IC)間が開通し、その後も南三陸町内で3区間が段階的に延伸。17年11月に南三陸海岸−歌津IC間が開通した。
 東北地方整備局仙台河川国道事務所が同年12月に行った調査で、三滝堂−志津川−南三陸海岸IC間の交通量は16年同期に比べ1.2〜1.6倍に増えた。
 東松島市の鳴瀬奥松島IC以北の三陸道は無料区間で料金所がない。高齢者が高速道路と認識しにくく、「日常的な買い物などで利用する運転手が多いことも逆走が多発する要因だ」と県警高速隊はみている。
 県内の高速道路では今年も、4月末までに7件の逆走があった。県警は本年度、注意喚起を促すチラシ4万8000部を作り、70歳以上のドライバーが免許更新時に受講する高齢者講習で配布するなど、対策を強化している。
 県警高速隊の三浦清也隊長補佐は「万が一の時に反応できるよう、逆走車両に遭遇するかもしれないという意識を常に持って運転してほしい」と話す。


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2018年05月12日土曜日


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