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「茂福久」霜降り値国内最高 宮城県、基幹種雄牛に選定 スーパー種雄牛「茂洋」の子

霜降りの値が国内最高を記録し、県の基幹種雄牛になった茂福久

 宮城県は、県畜産試験場(大崎市)で飼育する「茂福久(しげふくひさ)」を基幹種雄牛に選定した。全国的に高い評価を受けてきたスーパー種雄牛「茂洋(しげひろ)」の子で、霜降りの度合いを示す値が国内歴代最高を記録。父を超える次世代のエースとして期待が高まる。

 県によると、交配で誕生した子17頭の枝肉を検定した結果、霜降り度を示す脂肪交雑の値は10.9。これまで国内最高だった長崎県の「勝乃幸(かつのさち)」の10.3を上回り、種雄牛としての高い能力を示した。
 子牛枝肉の肉質は全て最高等級のA5となり、A4以上の割合を示す上物率は100%になった。ロースが取れる量を示すロース芯面積は83平方センチで、県内歴代最高を更新した。
 茂福久は2012年12月に栗原市で生まれた。茂洋と、霜降り度が高い但馬系の安福久(やすふくひさ)(栃木県)を父に持つ雌牛を交配した。他の指標でも父の茂洋を大きく上回った。
 昨年開催された全国和牛能力共進会宮城大会で、九つある出品分野の一つで「日本一」に当たる優等賞1席を獲得した宮城県勢。22年の鹿児島大会での躍進に向け、県畜産課の担当者は「仙台牛の高い肉質の維持と評価向上につながる」と期待する。
 茂福久の人工授精用冷凍精液の販売は7月に開始する予定。県は他に、「平勝美(ひらかつみ)」「皐月(さつき)彰(しょう)」の2頭も基幹種雄牛に加えた。基幹種雄牛は計13頭となった。


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2018年05月12日土曜日


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