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<入試のツボ>図表やグラフ活用を

◎本年度公立入試(5)後期・理科

 2018年度公立高入試後期選抜の理科は、おおむね例年同様の構成だった。
 毎年、教科書の内容に即して各分野から満遍なく出題されている。語句や事象のイメージを具体化し、ノートにまとめながら学習を進めてほしい。資料集やインターネットを活用し、図表やグラフにたくさん触れると効果的。単なる暗記の科目と捉えず、多面的に楽しく学ぼう。
 計算問題を苦手とする受験生は少なくない。本年度も電力、運動エネルギーの整数比、飽和水蒸気量など、計算して解を求める問題が各分野から出た。配点は全体の約2割に上った。まずは公式を正確に覚えることが必須だ。その上で公式を的確に使いこなせるよう演習を重ねよう。
 実験や観察の問題も頻出する。実験器具の使い方に加え、試薬や指示薬に関する問題が近年の出題傾向だ。本年度の第1問は、フェノールフタレイン溶液の性質を問う穴埋め、昨年度は実験用途に適した指示薬を問う選択問題があった。3年間の理科に登場するさまざまな試薬、指示薬、試験紙の性質や用途を混乱なく判別できるよう丁寧に定着を図りたい。
 対照実験の考え方もポイント。「ある条件」の効果を調べる際、他の条件を全て同一にして、ある条件のみを除いて実験を行い、除いたときと除かないときの結果の差異を比べる。この方法をよく理解することで、実験問題に強くなる。
 入試では第1問から第5問まで総じて情報量が多い。設問文、図表、グラフなど形式はさまざまだが、いずれも読み飛ばすことはできない。見落としなく時間内に解き切れるよう、解答スピードや時間配分にも磨きをかけよう。
(個別教室のアップル・田中萌八幡教室長)


2018年05月12日土曜日


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