宮城のニュース

花を育て「命」伝える 愛梨ちゃんのキクを愛知・弥富市長らが植栽

花壇に花を植える服部市長(左)と美香さん

 東日本大震災で犠牲になった宮城県石巻市の佐藤愛梨ちゃん=当時(6)=の被災現場に咲いたフランスギクの植栽などを通し、震災の教訓を伝える「アイリンブループロジェクト」に参加している愛知県弥富市の服部彰文市長らが12日、石巻市南浜町の看板「がんばろう!石巻」近くにフランスギクを植えた。
 弥富市は、プロジェクトを応援していた同市内の病院の紹介を契機に昨年から参画し、市内の保育園や小中高校計22カ所や一部の公共施設などで愛梨ちゃんゆかりのフランスギクを栽培してきた。
 この日は弥富市や宮城県内で育てられたフランスギク約20株を、愛梨ちゃんが好きだったハート形にした花壇に植栽。服部市長は「弥富市は1959年の伊勢湾台風で甚大な被害を受け、地震や津波のリスクもある。防災教育の一環として花を育て、愛梨ちゃんの思いを伝えていきたい」と力を込めた。
 愛梨ちゃんの母親の美香さん(43)は「ゆかりの花を育てることで、震災を忘れず有事の際に多くの命を救うことにつながってほしい」と話した。
 花は2015年、プロジェクトを進める美術家すがわらじゅんいちさん(53)=利府町=らが発見。プロジェクトは現在、17都府県に広がっている。


関連ページ: 宮城 社会

2018年05月13日日曜日


先頭に戻る