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<パラトライアスロン横浜大会>谷、笑顔の連覇「力出し切れた」

笑顔を浮かべ、ガッツポーズでゴールテープを切る谷

 トライアスロンの世界シリーズ第3戦、横浜大会は12日、横浜市山下公園周辺特設コース(51.5キロ=スイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ)で行われ、女子の日本勢は高橋侑子(富士通)が1時間56分59秒で15位となったのが最高だった。フローラ・ダフィー(バミューダ)が2連覇した。
 男子の日本勢は小田倉真(三井住友海上)の32位が最高で、マリオ・モラ(スペイン)が3連覇を果たした。
 パラトライアスロンの同大会では女子(運動機能障害PTS4)で昨年の世界選手権を制した谷真海(サントリー、気仙沼市出身)が2連覇。車いすマラソンの第一人者で1月に転向を表明した土田和歌子(八千代工業)も女子(車いす)で2連覇した。

<課題克服「全種目でベースアップできた」>
 緑がまぶしい港町を爽やかな笑顔で駆け抜けた。3人が出場したクラスで谷が2連覇を達成。「花も緑もきれいで、昨年とは違う大会のよう。力を出し切れた」と前回よりタイムを約4分縮めてゴールテープを切った。
 昨年課題に挙げた次種目への切り替え「トランジション」を難なくこなし、バイク、ランを軽快に走り抜く。ほぼ同時刻に出場した他区分の実力者の速さに引っ張られ、波に乗れた。
 「きついと思わないように力を振り絞った」。ゴール直後、約2分間座り込んだ姿に達成感がにじむ。「昨年より全ての種目でペースアップができた。でも、まだまだかな」と笑った。
 今季は7月の宮城県七ケ浜町での大会など国内を中心に出場する。刺激を求めて健常者のレースに挑む予定で、向上心は尽きない。
 東京パラリンピックで谷のクラスが実施されるかは未定だ。「できることを一生懸命やる」と慎重に言葉を選びながらも、初夏の風を全身で浴び「東京もこんな感じ(の雰囲気)かなと思うと、わくわくする」と期待感を隠し切れない様子だった。


2018年05月13日日曜日


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