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<田代駒焼登窯>被災した最古級登窯の修復完了 一般公開し新たな観光資源に

修復された相馬市の田代駒焼登窯

 東日本大震災で被災した福島県相馬市中心部の「田代駒焼登窯」の修復が終わり、一般公開されている。相馬中村藩御用達の窯元として300年以上の歴史があり、市は新たな観光資源として活用する。
 走り駒(馬)の絵付けが特徴的な相馬駒焼は、1640年代後半開業とされる。斜面に沿った長さ約13メートル、幅3.5メートルの登窯は「連坊六室倒焔(とうえん)式」に分類され、東日本でも最古級という。福島県の有形民俗文化財に指定されている。
 市内の田代家が代々継承してきたが、2011年の震災で窯や上屋が崩れた。同年夏には15代目清治右衛門が死去、跡継ぎが不在となった。
 市は後世に残そうと窯などを譲り受け、約5000万円をかけて整備した。歴史や作陶過程を示す写真パネルなども展示した。
 15代目の妻、田代恵三子さん(70)は「跡を継いで実際に焼くのは難しいかもしれないが、実際の窯に文化財の重さを感じる。多くの方に見てほしい」と話した。
 観覧無料。予約が必要。連絡先は市郷土蔵0244(32)1234。


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2018年05月13日日曜日


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