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自然エネ地域で活用を 仙台で再生フォーラム 映画「おだやかな革命」上映

エネルギー自治の広がりなどを語り合ったフォーラム

 自然エネルギーを活用した地域の再生を考えるフォーラム(エネシフみやぎ、あいコープみやぎ主催)が13日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークであり、約180人が集まった。
 エネルギー自治の広がりを追ったドキュメンタリー映画「おだやかな革命」が宮城県内で初上映され、鑑賞後に渡辺智史監督らのトークイベントがあった。
 渡辺監督は「東日本大震災後、自然エネを地域で利用するムーブメントが全国に広がる予感がして、映画製作を始めた」と明かし、「『豊かさとは何か』という昔からある命題が、震災後、肩肘張らずに語られるようになった」と語った。
 ひっぽ電力(宮城県丸森町)の金上孝事務局長は、同町筆甫地区が取り組む太陽光発電事業を紹介した。「自然エネの拡大にも寄与するが、事業の目的は売電収益を使った地域づくり。設立から2年がたち、少しずつ実績が出てきた」と述べた。
 あいコープみやぎ(仙台市)の鈴木真奈美理事は映画にちなみ「革命とは暴力や圧力ではなく、身近な購買活動で起きるものなのかもしれない」と強調。「エネルギーも食品と同じで、中身をよく吟味した上で選択すべきだ」と話した。

[ドキュメンタリー映画「おだやかな革命」]東京電力福島第1原発事故を教訓に、自然エネルギーを活用して、人、物、財が循環する経済を打ち立て、地域の再生を目指す人たちを追った作品。会津電力(喜多方市)、飯舘電力(福島県飯舘村)、小水力発電に取り組む岐阜県郡上市石徹白(いとしろ)地区などを舞台に「本当の豊かさとは何か」を問う。2017年製作。ナレーションは女優の鶴田真由氏。18年2月に都内で初公開され大きな反響を呼んだ。河北新報社が3月に喜多方市で開いたフォーラム「東北の道しるべin福島」でも上映。宮城県内では6月15〜28日、JR仙台駅東口の映画館「チネ・ラヴィータ」で一般公開される。


2018年05月14日月曜日


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