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<仙台ハーフ>初心者女性ランナー向けの特別枠が好評 月2練習会や併走付き

特別枠「新緑のプリンセスランナー」として、そろいのウエアを着て笑顔で走りだす女性ランナー

 仙台市で13日にあった第28回仙台国際ハーフマラソン大会(仙台市、河北新報社など主催)で、マラソン初心者の女性31人がレースに臨み、26人が完走した。いずれも練習や伴走のサポートが受けられる特別枠「新緑のプリンセスランナー」にエントリー。女性ランナー拡大を図る初の試みに、参加者は「練習のかいがあった」と満足顔だった。
 そろいのシューズとピンクのTシャツを着用し、専用スタートブロックから出走した。1月から月2回の練習会を重ね、4月には大会ゲストランナー谷川真理さん(55)と一緒に走る機会もあった。
 泉区の会社員泉沢幸江さん(47)は「谷川さんには走り方や体のケア、走る楽しみを教わった」と気持ちを高めて本番に臨んだ。
 一般参加者とは別に屋内で着替えやウオーミングアップができ、トイレの心配もない。レースではペースメーカー3人が付き添い、完走を後押しした。
 岩沼市の小学校教諭佐藤ひとみさん(37)は「みんなでゴールを目指すコンセプトに引かれた。いろいろな人と知り合えた」と喜ぶ。太白区の主婦小川かおりさん(46)は「大好きなお酒を断ってきた。今夜は世界で一番おいしいビールを飲む」と笑った。
 仙台ハーフの女性エントリー数は全体の約2割。今回の特別枠はエントリー費用が2万6000円と通常より2万円高いが、定員30人はすぐに埋まった。1人でもストレスなく大会に参加してレースを楽しみたい女性の要望に応えた。
 全国的に大会が増え、人気の継続には会員制交流サイト(SNS)などで発信力のある女性ランナーの掘り起こしが欠かせない。女性限定の名古屋ウィメンズマラソンは完走者に高級ブランド・ティファニーのペンダントを贈ることで知られており、仙台ハーフも満足度を高める「個性」が求められている。
 プリンセスランナーを企画した、大会エントリーサイト運営会社「アールビーズ」仙台事業所の紺野整さん(32)は「完走率8割超は予想以上。大きな駅伝大会を開催している仙台だからこそ、女性ランナーを増やしたい。将来、女性が参加しやすい大会は仙台ハーフと言われるようになればいい」と期待を寄せた。


2018年05月14日月曜日


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