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県考古学会が創立20周年記念 歩みたどる 仙台で資料展示

展示された考古資料

 宮城県考古学会(佐々木和博会長)の創立20周年記念事業が13日、仙台市青葉区の東北大川内南キャンパスであった。会員ら約100人が参加。旧石器時代から近世までの考古資料展示や講演などを通じて歩みを振り返り、発展を期した。
 展示された考古資料は約50点。東日本大震災で被災した石巻市の防災集団移転先から出土した縄文時代の土器、各地からコメや塩が仙台藩に運ばれたことを示す近世の木簡などが並んだ。
 2000年に発覚した東北旧石器文化研究所の副理事長(当時)による石器発掘捏造(ねつぞう)問題を受け、06年に発足した旧石器部会が編集した冊子「宮城の旧石器時代遺跡」も紹介された。最新研究に基づく課題や展望を記しており、部会の佐久間光平代表は「県内だけでなく他地域の研究にも寄与できれば幸いだ」と話す。
 学会は1998年5月17日設立。震災後は集団移転などに伴う発掘調査が急増したが、現在の会員は約230人で減少傾向にある。佐々木会長は「社会における文化財に対する認識と理解をより深めていきたい」と語った。


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2018年05月14日月曜日


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