宮城のニュース

<仙台市>「協働」まちづくりで実践を 13年ぶりハンドブック刷新

協働の事例を紹介する実践編(右)と、各段階などのノウハウなどを記した手引

 市民協働の理念や実務的な手続きなどを紹介する仙台市のハンドブック「仙台協働本(せんだい・こらぼん)」が13年ぶりに刷新され、4月に発行された。東日本大震災で重要性が再認識された「協働」の概念をまちづくりに生かそうと、プロジェクトを紹介する実践編を手引から分冊した。市は「ハンドブックが、団体同士の結び付きや新しいアイデアにつながるのではないか」と期待している。

 実践編「協働まちづくりの実践」はA5判、76ページ。「3.11オモイデツアー」「広瀬川1万人プロジェクト」など五つの協働のモデルを紹介。複数の主体がつながったきっかけや、それぞれが果たした役割などを当事者が振り返る。
 この他、20の事例を取り上げた。毎月8日に若林区の陸奥国分寺薬師堂で開かれる「お薬師さんの手づくり市」は、地元で活動するコンサルタントが発案し、寺が協力して始まった。市が協力し、実行委員会には町内会も参加。地域のにぎわいに貢献している。
 手引もA5判、23ページ。協働の進め方を計画、実施、評価、改善の「PDCAサイクル」に沿って、各段階におけるノウハウや注意点、相談窓口の連絡先などを紹介している。
 市市民協働推進課の担当者は「仙台市は市民活動が盛んだが、個々の団体で完結する活動がメインだった。団体同士がつながることで相乗効果をもたらす。協働のイメージをつかみ、実践する手だてにしてほしい」と話す。
 ハンドブックは青葉区の市民活動サポートセンターや市内の各図書館で閲覧できる。同じ情報を市のホームページで公開している。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2018年05月14日月曜日


先頭に戻る