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<仙台ハーフ>阿部が強豪を下し初V 仙台育英高出身「東京五輪を集大成に」・ハーフ女子

ハーフのエリート・登録の部女子で優勝し、ゴールする阿部(藤井かをり撮影)

 仙台育英高出身の阿部が、思い出深い杜の都で輝いた。初出場を優勝で飾り、「すごくうれしい」と喜びをかみしめた。
 2020年東京五輪のマラソン代表を狙うため、ロードの経験を積もうと出場した。序盤から集団を引っ張り、自己新の1時間10分台を狙ったものの、蒸した気象条件にペースが上がらない。「ならば勝負に徹しよう」。東京五輪の代表選考会「グランドチャンピオンシップ(GC)」出場権を既に持つ岩出、関根ら強豪が15キロすぎから脱落する中、森田詩との一騎打ちに持ち込み、得意のスピードでトラック勝負を制した。
 4月の兵庫リレーカーニバル1万メートルを制し、充実期を迎える28歳。「東京五輪を私の集大成にしたい」。来年1月の大阪国際女子マラソンでGC出場権を狙う。
 仙台国際ハーフは高校3年の2007年、野口みずきが初優勝する姿を観戦した。「すごいなと思った。そこを走るのはうれしいこと」とアテネ五輪の金メダリストを追い掛ける。
 実家の酒田市から両親が駆け付け、沿道では高校時代の恩師の渡辺高夫さんが声援を送った。「初心に戻れた。まだまだ力不足だが、ここを再スタートに頑張りたい」。7月のゴールドコースト(豪州)で初マラソンに挑む。156センチ、43キロ。(野仲敏勝)

 第28回仙台国際ハーフマラソン大会は13日、仙台市中心部の日本陸連公認コース(21.0975キロ)で1万3228人(ハーフのエリート・登録・一般1万942人、車いす32人、5キロ1904人、2キロ350人)が出場して行われた。エリート・登録の部女子は実業団招待選手の阿部有香里(しまむら、仙台育英高−城西国際大出)が1時間12分16秒で初の栄冠に輝いた。


2018年05月14日月曜日


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