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<仙台ハーフ>松本自信の初V 記録狙わず勝負に徹する「体力的にも気持ちにも余裕があった」・ハーフ男子

ハーフのエリート・登録の部男子でレース後半、先頭集団で競り合う松本(中央)とディランゴ(右)。左から2人目は佐々木、左端は中村(庄子徳通撮影)

 ゴール手前約200メートルで後ろを振り返り、勝利を確信した。松本(トヨタ自動車)は両手でガッツポーズしてゴールテープを切ると、「今日は最高」と喜びに浸った。
 先頭集団のスピードが思ったより上がらず、終盤まで駆け引きが続いた。「学生が引っ張ってくれる展開だったので、無駄に反応しないように自重した」。前回優勝のディランゴ(JFEスチール)をマークしつつ、記録を狙うプランを捨て勝負に徹した。
 「いつもだったら流れを無視してタイムを狙って失速していた。体力的にも気持ちにも余裕があった」。20キロ付近でディランゴをかわしてトップに立った後も、最後までレースに集中できた。
 十分なスタミナは昨冬、マラソン挑戦に向けしっかり走り込んだ成果だ。初マラソンの今年2月の別府大分毎日マラソンは2時間19分台と本人にとっては不本意な成績。一度は失いかけた自信を、仙台で取り戻した。
 今シーズンは8月の北海道マラソンに照準を合わせる。「仙台で実力のある選手にも勝てた。北海道でも優勝して東京五輪マラソン代表選考会出場権を獲得したい」と力を込める。
 個人で表彰台の頂点に立つのは高校3年時の四国総体以来という。「優勝の喜びはまず、毎日料理を作って応援してくれる奥さんに伝えたい」と照れくさそうにはにかんだ。高知県宿毛市出身。27歳。168センチ、52キロ。(岩崎泰之)

 第28回仙台国際ハーフマラソン大会は13日、仙台市中心部の日本陸連公認コース(21.0975キロ)で1万3228人(ハーフのエリート・登録・一般1万942人、車いす32人、5キロ1904人、2キロ350人)が出場して行われた。ハーフのエリート・登録の部男子は松本稜(トヨタ自動車)が1時間3分5秒で初優勝した。


2018年05月14日月曜日


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