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「早期完売図る」「税回収優先を」大郷町議会、分譲地値下げ巡り応酬

 大郷町が6月に分譲する宅地「高崎団地」を巡り、町が1坪当たり8万5000円と設定した土地販売価格を5万円に下げるための関連議案が16日、町議会臨時会に提出され、賛否の応酬があった。
 団地は全20区画。3月定例会で8万5000円の設定となる関連予算案を可決したが、田中学町長は「早く完売して子育て世代の定住推進を図りたい」と説明。価格引き下げに伴い、ともに4679万円を減額する本年度の一般会計と宅地分譲事業特別会計の補正予算案を提出した。
 田中町長は議会の意見も尊重したと強調し「多くの議員から『8万5000円は高い。5万円に』と望む声があった」と述べた。質疑で「3月に決めたばかりのものをなぜ減額するのか」「民間ならあり得ない変更だ」と異論が出た。
 討論で、反対議員が「坪単価14万円以上の税金を投じた事業であり、回収を優先するのが筋だ」と主張。賛成議員は「定住者が増えれば税収増も見込める」「町民の負担になるが、引き下げを機に分譲が進む可能性もある」と訴えた。
 起立採決の結果、両議案とも賛成10、反対2の賛成多数で可決された。臨時会は他に専決処分5件を承認し、閉会した。


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2018年05月17日木曜日


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