秋田のニュース

<由利高原鉄道>木のおもちゃ列車7月運行開始 沿線の美術館開館に合わせ出発

おもちゃ列車について説明する砂田代表
おもちゃ列車の内装のイメージ(由利本荘市提供)

 秋田県由利本荘市の羽後本荘駅と矢島駅を結ぶ由利高原鉄道の沿線に7月1日、「鳥海山 木のおもちゃ美術館」という名のユニークな美術館が開館する。これに合わせて同鉄道に「木のおもちゃ列車」も登場し、毎日運行される。美術館への行き帰りも、おもちゃの夢が広がる列車の旅を楽しんでもらおうという仕掛けだ。
 木のおもちゃ列車の説明会が15日に同市役所であり、デザインや運行計画が発表された。
 おもちゃ列車は市が同鉄道から車両1両を借り受け、改装して整備する。外観は鳥海山に積もる雪をイメージした白を基調に、雪の中でも鮮やかな色彩を放ち暖かさや優しさを表現するオレンジ色をあしらった。
 車両の中は床や椅子などほとんどが秋田県産を含むスギやナラでできている。内装を木質化した列車は東日本で初めてという。
 車内には、どんぐりのおもちゃを敷き詰めたプールなどの遊び場がある。鳥海山を望めるパノラマ席も6席設ける。入り口のゲートや木のプールには湯沢市の「秋田木工」の曲げ木の技術も使われている。
 こうしたプロデュースは「東京おもちゃ美術館」の総合デザインなどを手掛けた「オフィスフィールドノート」(福岡市)の砂田光紀代表が担当した。
 砂田代表は「おもちゃ列車は(その準備に)関わった全ての大人から子どもたちへのプレゼント。木っていいな、電車っていいなとの思いを持ってもらえれば」と話した。
 おもちゃ列車は7月に運行を開始する予定で、由利本荘−矢島間を1日2往復する。団体客の貸し切りなども受け付けるという。
 「鳥海山 木のおもちゃ美術館」は、木に親しみながら子育てする「木育」の一環として由利本荘市が整備。国登録有形文化財の旧鮎川小の木造校舎を活用し、木とおもちゃをテーマにした空間を誕生させる。
 地域に根差す列車、駅、美術館の3者をおもちゃのキーワードでつなごうと、同鉄道は最寄りの鮎川駅の周りを改装して「おもちゃ駅」と名付ける予定。現在準備を進めている。


関連ページ: 秋田 社会

2018年05月17日木曜日


先頭に戻る