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<全国新酒鑑評会>福島県が6年連続最多金賞 輸出拡大へ追い風

記念パネルの前で、金賞受賞の銘柄数6年連続日本一達成を喜ぶ蔵元の関係者ら=福島県庁

 全国新酒鑑評会の金賞受賞銘柄数で17日、福島県が6年連続の日本一となった。日本酒に対する評価は海外でも高まっており、県は偉業達成を追い風に輸出拡大を図る方針。東京電力福島第1原発事故後の県産品全体の風評払拭(ふっしょく)につなげる考えだ。
 県によると、原発事故翌年の2012年度以降の県産日本酒の輸出量はグラフの通り。最新の16年度は16万トンで12年度から倍増した。輸出先の中心は米国で香港や台湾などが続く。主に現地の日本食料理店向けに出荷されている。
 それでも急増する国内各地からの輸出ペースには追い付いておらず、県は販路拡大を図る計画。今年4月には20年度の目標を盛り込んだ県産品輸出戦略を策定しており、日本酒は32万リットル以上を目指す考えだ。
 力を注ぐのはトップセールスだ。内堀雅雄知事は今年3月、新たなターゲットに据える英国、フランスを訪問。パリでは「コメからこんな香りがするのか」などと関係者らの高評価を得たという。
 さらに今月29日〜6月2日、米ニューヨークを訪問。現地の貿易会社や酒類販売会社などに対し、福島の酒の魅力を伝える。
 県県産品振興戦略課の市村尊広課長は「海外人気は他の県産品の風評払拭にもつながる。6連覇で証明された品質の高さを海外にも発信したい」と説明する。
 県酒造組合の新城猪之吉会長は「海外での知名度は新潟などライバル県にまだまだ及ばない。足元から人気を広げていくことが大切」と気を引き締める。


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2018年05月18日金曜日


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