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<インバウンド>訪日客のスマホ利用快適に 石巻市が無料SIMカード配布 観光アプリへ誘導

外国人観光客に無料で配られるSIMカード。マニュアルは英語で表記され、キャラクターが描かれた

 訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘致拡大を目指し、石巻市は18日、同市を訪れる外国人観光客がスマートフォンから手軽にインターネットを利用できるSIMカードの無料配布を始めた。1万〜1万5000枚の配布を想定し、接続すると市内の観光情報が英語で紹介されるアプリに誘導される。インバウンド誘致へSIMを配る試みは東北の自治体で初めて。
 石巻港には7〜9月、横浜港を出港する大型豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン)が3回寄港する。市は横浜港で外国人客全員にSIMを配り、船内で石巻の情報を確認してもらう計画もあり、準備を進めている。
 SIMはプリペイド式で3日間、1ギガバイトまでインターネットが使える。接続すると、クレジットカード決済ができる飲食店などのグルメ情報や穴場の観光名所などが英語で閲覧できる。将来は自動翻訳アプリと連携し、外国人客が市内の旅館や飲食店とやりとりができるようにする。
 配布対象は観光ビザを取得して市内を訪れた外国人客。JR石巻駅前の石巻観光協会や、中心部にあるカフェ「IRORI石巻」など市内5カ所で配る。事業費は約2200万円。
 市は2月から外国人へのSIM配布を試験的に実施してきた。今回、アプリの環境が整ったことで本格運用に切り替えた。
 亀山紘市長は18日の記者会見で「石巻を訪れた外国人旅行者に石巻の情報をいかに発信するかが大事だ」と述べ、成果を期待した。


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2018年05月19日土曜日


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