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<気仙沼・防潮堤施工ミス>「住民がまとめた考えを蹴飛ばすような方法」県議会、批判相次ぐ

 宮城県議会の環境生活農林水産委員会などでは21日、気仙沼市魚町の防潮堤の造り直しを求める住民意向を無視し、村井嘉浩知事が18日の住民団体の会合で現状のまま設置する案を示したことに批判が相次いだ。
 「住民がまとめた『造り直してほしい』という考えを蹴飛ばすような方法だ」。気仙沼・本吉選出の守屋守武氏(自民党・県民会議)は地元の意見を踏まえずに工事を続けようとする県の姿勢を非難した。
 18日の内湾地区復興まちづくり協議会の会合を傍聴した守屋氏は「(拙速な方針提示で)住民はみんな反対に回った。一呼吸置き善後策を考えるべきだ」と迫った。
 同じ地元選出の境恒春氏(みやぎ県民の声)も「住民と県が対立することになった」と批判。防潮堤高のミス発覚直後、県は住民の意向に従う姿勢を示してきたことに触れ、「粘り強く住民の声を聞くべきだ」と求めた。内藤〓司氏(共産党県議団)も「住民の総意に応えるのは当然だろう」と語った。
 建設企業委でも、地元選出の畠山和純氏(自民党・県民会議)が「間違ったのであれば造り直すのが常識だ。県は常識以外の対応をしている」と指摘した。

(注)〓は隆の旧字体


2018年05月22日火曜日


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