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<気仙沼・防潮堤施工ミス>知事「時計の針戻すことは非常に難しい」現状維持を重ねて表明

パネルを使って防潮堤施工ミスの概要を説明する村井知事

 東日本大震災で被災した気仙沼市内湾地区の魚町に建設中の防潮堤を県が計画より22センチ高く造った問題で、村井嘉浩知事は21日の定例記者会見でミスを陳謝し、現状のまま設置する考えを重ねて表明した。会見ではパネルを用いて説明する異例の手法を取り、県の方針への理解を求めた。
 県は、18日にあった住民団体「内湾地区復興まちづくり協議会」の会合で現状維持の最終案を示したが、造り直しを求める住民との協議は平行線をたどった。村井知事は「地元の皆さんの主張は当然だが、時計の針を戻すことは時間、費用の面でも非常に難しい」と述べ、造り直しは困難との見解を示した。
 報道各社から最終案に至った経緯の説明を求められると、村井知事は「資料で説明させてほしい」と切り出し、事前に準備していた防潮堤の概要や完成イメージ図を記したパネルを提示。「高さの見え方はこれぐらいの差が出てしまう」などと丁寧さを演出した。
 村井知事は「復興は気仙沼を最優先に考えていることは間違いないが、限られた財源をいくら投入してもいいとのことでは決してない」とも指摘。「工事継続をベースに、地元へ何らかの提案ができないか考えたい」と話し、要請があれば今月中に説明へ再度出向く考えを示した。


2018年05月22日火曜日


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