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仙台発展の道、鉄路でたどる 廃線跡や備品を紹介する企画展開催

仙台圏をかつて走った鉄道を紹介する写真パネルを見学する学生ら

 仙台圏をかつて走った鉄道の廃線跡や備品、現役の古い施設を紹介する企画展「仙台周辺にある鉄道の遺産・遺構を訪ねる」が、仙台市青葉区の東北福祉大鉄道交流ステーションで開かれている。100万都市になるまでの街の発展に鉄道が果たした役割を知ることができる。7月7日まで。
 廃止された仙台市電(1926〜76年)、秋保電鉄(太白区長町−秋保温泉、14〜61年)、仙台鉄道(青葉区通町−大崎市、22〜60年)と、JR東北線、仙山線の5テーマを中心にした資料計約200点を展示する。
 線路跡にできた道路や再活用されている旧駅舎などの写真パネルを掲示し、廃線となった各鉄道がたどった変遷を詳細に解説。1929、33、47、52の各年に発行された仙台市中心部の地図からは、市電の線路が段階的に延伸していった様子が読み取れる。
 宮城県利府、松島両町の山間部を走り、62年に廃線となった東北線利府−品井沼間(通称・山線)の軌道跡の散策ルートを案内するパネルもある。市内の鉄道ファンが所有し、市電や仙台鉄道で使われた行き先案内板が並ぶ。
 鈴木佳子学芸員は「毎日の風景の中に実は今にも壊されてしまいそうな多くの鉄道遺産がある。その来歴を知ることは地域の成り立ちを学ぶことにもなる」と来場を呼び掛ける。
 開館は午前10時〜午後4時。無料。日・月曜と祝日休館。連絡先は東北福祉大鉄道交流ステーション022(728)6612。


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2018年05月22日火曜日


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